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京都・福知山から世界へ。5月の大阪・関西万博は鬼づくし! 「大江山酒呑百鬼夜行」
ミャクミャク×鬼の異色イベントがGW夜の万博で実現!「大江山酒呑百鬼夜行」に大阪・関西万博公式キャラクターミャクミャクが特別参加決定!詳しくはこちら
京都・福知山から世界へ。5月の大阪・関西万博は鬼づくし!
「大江山酒呑百鬼夜行」5/3(土曜日)19時00分@関西パビリオン 多目的エリア
展示「よみがえる酒呑童子」5/19(月曜日)~25(日曜日)@関西パビリオン 京都ゾーン
秋には「鬼の聖地・大江山」で凱旋企画を予定!
京都府福知山市は、2025年大阪・関西万博の関西パビリオン多目的エリアにおいて、5月3日に妖怪仮装行列「百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)」イベントを開催します。題して「大江山酒呑百鬼夜行(おおえやましゅてんひゃっきやぎょう)」。
また、5月19日~25日には関西パビリオン京都ゾーンにて、本市の大江山に棲んでいたという鬼の王「酒呑童子」伝説に関する展示を行います。
この万博出展に向けた特別企画として、福知山市内で3~4月にかけて「オリジナル鬼お面づくりワークショップ」を開催しました。市民や市にゆかりがある人が、百鬼夜行クリエイターの河野隼也さん指導のもと、本格的な鬼のお面を制作。「大江山酒呑百鬼夜行」にて着用し、鬼に扮して会場やその付近を練り歩きます。百鬼夜行の様子は、その後の京都ゾーンでも一部展示されます。さらに、2025年秋には「凱旋企画」として、日本の鬼の交流博物館で万博出展と連動した特別展の開催を予定しています。
「大江山酒呑百鬼夜行」イベント概要
タイトル:「大江山酒呑百鬼夜行」(おおえやましゅてんひゃっきやぎょう)
日時: 2025年5月3日(土曜日) 19時00分~20時00分
会場: 大阪・関西万博 関西パビリオン 多目的エリア
出演※総勢40名以上 ※鬼などの妖怪に仮装(演奏者以外):
○鬼のお面づくりワークショップ参加者 約30名
※福知山市民や福知山にゆかりのある人(小学1年生~大人まで)、大江山酒呑童子祭り実行委員会メンバー
○中丹大江刻(ちゅうたんおおえとき)ノ音 約5名 ※市民らで構成される、太鼓や横笛など楽器の生演奏隊
○河野隼也さん(妖怪芸術団体「百妖箱」代表/百鬼夜行クリエイター)
○妖怪芸術団体「百妖箱」メンバー などを予定
内容:
(1)19時00分~19時30分 鬼のファッションショー(ステージに代わる代わる登場する鬼たちを、河野隼也さんが紹介)
(2)19時30分~20時00分会場付近を練り歩き、写真撮影
※時間や内容は変更になることがあります
観覧方法: 大阪・関西万博の入場券のみでご覧いただけます(関西パビリオンの入場予約は不要)
自由席・定員は100人程度
イベント出展者:福知山市
クリエイティブディレクター:河野隼也
後援:国際日本文化研究センター
オリジナル鬼お面づくりワークショップの様子
4月13日には、お面づくりワークショップの後に参加者でリハーサルを行いました。
京都ゾーン出展 概要
関西パビリオン内の京都ゾーンにおいて、福知山市で親しまれてきた「鬼」の展示を行います。果たして、酒呑童子の正体とは何だったのでしょう? フォトスポットもありますので、ぜひ一緒に写真を撮って「鬼とは何か?」を考えてみてください!
【京都ゾーン】について
テーマは「一座建立」。一定期間ごとに分野と展示を入れ替えながら京都の魅力を発信します。4月から5月下旬までは「文化」に関する展示が集います。5月19日~25日のウィークテーマは「霽れと褻(ハレとケ)」。各地域で受け継がれてきた、特別な日「ハレ」と日常「ケ」を体感できる展示が、京都府内5市から結集します。
タイトル:「よみがえる酒呑童子」
日時 :2025年5月19日(月曜日)~25日(日曜日) 9時00分~22時00分
場所: 大阪・関西万博 関西パビリオン 京都ゾーン
内容:
酒呑童子の「歴史」と「現在」について、それぞれ展示します。
「歴史」のブースでは、鬼の歴史や絵巻などを中心に鬼伝説を紹介。日本の鬼の交流博物館にて所蔵する岩見神楽酒呑童子面の展示など、昔から伝えられてきた鬼の姿を見ることができます。
「現在」のブースでは、「大江山酒呑百鬼夜行」の様子など現在の鬼の姿を紹介。大阪・関西万博に合わせて妖怪造形家・河野隼也さんが新たに創作した酒呑童子のお面や衣装を展示する「フォトスポット」も登場。次世代へ鬼伝説をつないでいきます。
観覧方法:
大阪・関西万博の入場券のほか、関西パビリオン入場予約が必要です(当日予約も可能ですが、確実に見るためには事前予約がおすすめです)
展示出展者:福知山市
後援:国際日本文化研究センター
河野隼也さん制作 お面のデザイン画
凱旋企画 大阪・関西万博から「鬼の聖地・大江山」へ
2025年秋に大阪・関西万博出展と連動した特別展「大江山酒呑百鬼夜行展」(仮称)を開催予定です。
大阪・関西万博での「大江山酒呑百鬼夜行」の写真やお面も展示します。
日本の鬼の交流博物館 秋季特別展
「大江山酒呑百鬼夜行展」(仮称)
日程:2025年秋
場所:日本の鬼の交流博物館(福知山市大江町仏性寺909)
SNSアカウント
「大江山酒呑百鬼夜行」のSNSアカウント、始動!
X :https://x.com/oeyama_shuten<外部リンク>
Instagram :https://www.instagram.com/oeyama_shuten<外部リンク>
河野隼也さんプロフィール
河野隼也(こうの・じゅんや)
河野隼也さんと、河野さんが造形した妖怪お面たち
撮影:Hiroto Yorifuji
【プロフィール】
妖怪芸術団体 百妖箱 代表/ 妖怪文化研究家/ 妖怪造形家/ 百鬼夜行クリエイター
妖怪をテーマとした作家活動、イベント企画を手掛ける。
京都市上京区の大将軍商店街妖怪ストリートにて妖怪仮装行列「一条百鬼夜行」をプロデュースして以来、京都市を本拠に活動。「妖怪アートフリマ モノノケ市」「嵐電妖怪電車」「三井寺妖怪ナイト」「東映太秦映画村 怪々YOKAI 祭」などを手がけ、2018 年には大江山にある日本の鬼の交流博物館25周年特別展「怪鬼! 大江山妖怪屋敷」をプロデュース。
酒呑童子 制作:河野隼也
鬼のまち、福知山市
京都府福知山市は、最強の鬼・酒吞童子など3つの鬼伝説を有する大江山、成田亨さん制作の鬼モニュメント、世界一巨大な鬼瓦がある日本の鬼の交流博物館、また市のイメージキャラクター「酒吞童子」など、鬼づくしのまちです。そのため、多くの地域で恐れられる“鬼”を親しむ、少し変わった文化が根付いています。
■「鬼の聖地」大江山に伝わる最強の鬼・酒呑童子の伝説
福知山市にある大江山には、平安時代中期の武将「源頼光(みなもと よりみつ/らいこう)」が、「頼光四天王」と呼ばれる屈強な家臣らを従え丹波国⼤江⼭へ向かい、酒吞童子(しゅてんどうじ)率いる鬼の一味を討伐(鬼退治)するという伝説が伝わっています。大江山は2007年に「丹後天橋立大江山国定公園」に指定。毎秋、酒呑童子伝説と大江山をテーマとした「大江山酒呑童子祭り」が開催されています。
1枚目:大江山の雲海 2枚目:鬼像 3枚目:「酒呑童子絵巻」日本の鬼の交流博物館所蔵
■昭和から令和まで、市としての「鬼のまちづくり」の取り組み
昭和以降、大江山の鬼伝説がまちおこしに使われるようになりました。大江駅前では72体の鬼瓦がお出迎えし、大江山までの道中には13体の鬼像が佇んでいるなど、様々な場所に自然と鬼が共生しています。
令和に入っても、福知山市は鬼伝説をモチーフにしたPR動画やポスター、鬼ラッピングのタクシーなど、様々な鬼コンテンツを企画してきました。コロナ禍では2月2日を「鬼鬼の日」として市役所大江支所職員や地域で働く人々の鬼のコスプレ姿が一躍話題に。“鬼のまち”をポップに楽しくアピールしようと、すすんで鬼マスクや角を装着し、そのシュールな姿にメディアの注目を集めることとなりました。以降、「鬼鬼の日」周辺で地域の人々が行う様々な鬼にまつわる企画を「鬼鬼祭」として発信し、まちを盛り上げています。
1枚目:市役所大江支所の様子 2枚目:鬼タク特別仕様車 3枚目:「鬼伝説のまち、福知山」ポスター