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奥京都の魅力を世界に発信するキャンプギアブランド SomAbito 岩城四知さん 伊東和哉さん

奥京都の楽しみ方を作り出す 2人のキャンパー

伊東和哉さんと岩城四知さん
伊東和哉さん(写真左)と岩城四知さん(写真右)

 

福知山を拠点に活動するキャンプギアブランドSomAbito(ソマビト)は2014年に誕生。

ブランド名は木こりを意味する杣(ソマ)に由来しています。日本文化と異文化とを融合させた木製品KYO-KUKSAや主に京都産のひのきを使ったキャンプギアなどを製作。新たな製品作りを通じて奥京都の森の資源に新たな命を吹き込んでいます。

また、製品作りだけでなく古民家バルや野外バルなど新しい奥京都の楽しみ方の創出にも精力的に活動しています。

そんなSomAbitoの岩城四知(いわきよつとし)さんと伊東和哉(いとうかずや)さんに話を伺ってきました。

 

キャンプの楽しみ方は無限

世のおしゃれなキャンパーの多くはその名を知っている。

きこりを意味する“杣人”を冠した“SomAbito”は、カリスマキャンパーとしてテレビなどにも出演する岩城四知さんと、材木会社を経営する伊東和哉さんの二人が立ち上げたキャンプギアブランドだ。

「奥京都の新しい楽しみ方を世界に発信する」をコンセプトに、今やものづくりだけでなくイベントや空間プロデュースも手掛けている。

 

岩城さん 

キャンプブームは7~8年前から続いていますが、『家族で焚き火にテントに』といった定型的なイメージから、より多様でよりオシャレな、ライフスタイルにひとつへと変化しています。

キャンプギアやアウトドアグッズも進化し、どんどん便利になっています。それが楽しみ方の幅を広げることになり、最近では防災の観点からも注目されていますね

 

伊東さん

キャンプの楽しみは無限です。毎回違う場所に家を建てるように、自分好みのレイアウトを作ることも楽しいし、川や海、森でアクティビティをしてもいい、野外で料理してもいい。

逆に何もせずのんびり過ごしてもいい。既成概念を取り払って、それぞれが過ごしたいように過ごせるのがキャンプの醍醐味です。まぁでも、焚き火が一番の魅力ですね。キャンプでしかできないですから(笑)

 

実際にキャンパーでもある二人が提案するプロダクトやライフスタイルは、アンテナの高いキャンパーたちからSNSで話題となり、今やSomAbitoは全国のファンから絶大な人気を集めている。

ソマビトのフラッグショップ店内
大人の秘密基地のような店内はDIYによるもの。

 

はじまりは木彫りのマグカップ

SomAbitoのはじまりは、岩城さんがパパ友だった伊東さんに頼んで、丹州材の端材で木彫りのマグカップ “ククサ(注1) ” を作ったことだった。

(注1)
北欧のラップランド地方の先住民サーメ人に伝わる木彫りのマグカップ。ククサを贈られた人は幸せになるという言い伝えがある。サーメ人の伝統では、子供が産まれた時に、親が子どもの幸せを願いながら作るという。

 

岩城さん

11回目の結婚記念日に妻に贈りたいと思って、木材を分けてもらいました。これまで妻と共にした苦楽を思い出しながら丁寧に削っていくうちに、最初の頃の気持ちが蘇ってきました。

 

岩城四知さん
岩城四知さん

 

「この体験を多くの人に伝えたい」と考えた二人は、ククサの体験キット化に取り組みはじめた。KYO-KUKSAと名付けられた体験キットは、SomAbitoの第一歩となった。

 

伊東さん

ククサは木の根に近いところを切り出して作ります。木の質はすごくいいのですが、建築には不向きな部分で、製材で使われることはほとんどありません。それをちょうどいい大きさにして、中を繰り抜き、道具とセットでパッケージにしました

 

KYO-KUKSAの画像
KYO-KUKSA
中は最初から繰り抜かれ、加工されている。持ち手部分や周囲を好みの形に削って、自分だけのマグカップに仕上げることができる。初級・中級・上級ごとにキットが販売されている。

 

当時は、市内外、大小問わず、様々なクラフトイベントでワークショップを開き、ククサの魅力を発信していた。お客さんの反応を見ながら、キットの改良も重ねていった。次第に人気は上昇し、アウトドア雑誌が主催するイベントにも呼ばれるようになった。

 

岩城さん

大阪のあるイベントでは、予定数量を初日で完売してしまって、福知山に戻ってから朝まで急いでキットを作って、なんとか間に合わせたこともありました(笑)

 

伊東さん

実は、当時は二人とも木工技術がなかったので、インターネットを見ながら独学でやっていました。YouTube先生には頭があがりませんよ(笑) できることを二人で、木の粉だらけになりながら試行錯誤していました。資金ができれば機械投資して、できることを増やしていくような形でしたね

 

伊東和哉さん
伊東和哉さん

 

今までにない、既成概念を覆すものを

次に発表した“ウッドスピーカー”が、SomAbitoの名を全国に押し上げることになった。

シンプルで機能的なデザインと、名入れをして自分だけのスピーカーになるというオリジナリティがおしゃれなキャンパーたちの間で話題となった。

ソマスピーカーの写真
ソマスピーカー
音を反響させるため、両サイドはそれぞれ異なる木材を重ね合わせた12層構造になっており、すべて手作業で組み立てられている。

 

今では木製品のみならず、金属製品や布製品、アパレルなど様々なキャンプギアを世に送り出している。

海外自動車メーカーなどからもコラボレーションの声がかかるほど注目のブランドへと成長したSomAbito。二人がものづくりで大切にしているこだわりは何か。

 

伊東さん

むしろこだわりしかない(笑)

 

岩城さん

大切にしているのは、自分たちのテンションが上がるものかどうか。こんなのあったらいいなというアイデアを、ひたすらディスカッションしていく。試作して、議論して、また試作する。試作のために機械を入れることもあるくらい、試作には時間とお金をかけています。今までにない、既成概念を覆すようなものを作りたい。そのためには、ひらめきだけではダメで、じっくり時間をかけてモノづくりをし、最後の最後に、ちょっとしたところに自分たちの感性を盛り込んでいく。たくさんの人に気に入って、使ってもらえるということももちろんうれしいですが、なによりその過程が楽しくて。毎回ゾクゾクしながら作ってますね

 

ソマビト店内の写真2
厚東にある店舗には、焚き火台やチェア、マグカップや調理器具など様々なキャンプギアが並んでいる。

 

丹州材を使ったギアの写真
丹州材を使ったギアの数々

 

まちの楽しみ方も、無限

最近ではイベントやキャンプ場のプロデュースも手掛けている“SomAbito”の二人。今後も様々な形で、奥京都の楽しみ方を創り出し、発信していく。「自分たちが楽しんでいることが大切」だと岩城さんは言う。

ソマンピングプランの写真
SomAbitoがプロデュースした京都大呂ガーデンテラスのグランピングテント。名付けて“ソマンピング”体験プランは、一日一組限定のプランで大好評。

 

岩城さん

そもそも地域の魅力とはなにかというと、私は“住んでいる人の魅力”だと思っています。楽しそうに過ごす人がたくさんいたら、楽しそうなまちに見える。逆に福知山って何もないという人が多ければ、本当になにもないまちになる。それは子どもたちにも影響してしまいます。

 

かつて母校で、小学生に向けて講演に行ったことがあった。

そこで今やっていることやこれからの夢を話すと、小学生たちから「大人でも楽しんでいいんだって、はじめて知りました」、「大人になるって辛いことしかないと思ってました」という感想が返ってきたという。

 

岩城さん

ショックでしたね…。子どもたちには、楽しく過ごす大人を見て大きくなってほしい。『大人になるって楽しいんだ』と感じてほしい。大人になることに希望が持てるまちなら、いつか戻ってきたいと思える。だから、まずは大人たちが、楽しいことを見つけて楽しく過ごしてほしい。

 

伊東さん

まちの魅力は、自分たちでつくることができると思います。楽しめる可能性は無限にある。

 

岩城さん

もしなにもないと思っているなら、自分で作って楽しめばいい。今は誰もが自由に発信できる時代ですから。自分から楽しんで、それを発信する人が増えれば、自然と楽しそうなまちになる。そんなイメージの集まりが、まちの魅力なんじゃないかと思います。

 

「楽しみ方は無限、キャンプと同じですね」と伝えると2人は笑った。

 

談笑する伊東さんと岩城さん

 

Information

SomAbito Design Works

somabito店内

【所在地】

福知山市厚東町26番地

【Instagramアカウント】

https://www.instagram.com/somabito_official<外部リンク>

 

ついでに聞いてみました!

キャンプするときに気を付けてほしいこと

キャンプの楽しみ方は無限。だからと言って、何をやってもいいわけではありません。みんながキャンプを楽しむためには、家で過ごす時以上にマナーが必要です。テントの近くで花火をしたり、大きな音を立てたり、大声で話したりするのはNG。事故も起きやすいので、いつも以上に子どもの動きに気を配らないといけません。開放的になりすぎないことが大切です。

 

2人が思う「いがいと!福知山」を教えてください!

え~、SomAbitoがある(笑)

福知山にこんなオシャレなブランドがあるんですね、とはよく言われますよ(笑)

 


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