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命をいただく意味を考える〜わくわくクラブ・ジビエ教室 北井純子さん〜 【市民リポーター さたおやぢ】
ジビエの料理料理教室に参加してきました!
いがいと!福知山 市民リポーターのさたおやぢです。
今年は去年同様、雪が少ない年となりましたね。
それが原因なのか鳥獣の動きも活発で、各地で農作物の被害が出ています。
そのためにも駆除が必要になりますが、有害鳥獣と言えど一つの命、可能であれば粗末にはしたくないですね。
今回は、そんな取り組みをされている方が主催するジビエの料理教室に参加してきました!会の名前は「わくわくクラブ ジビエ料理教室」。上小田教育集会所で、年に一回開催されています。
企画したのは、上小田教育集会所管理人の北井純子さんです。
みんなで楽しく、ジビエ料理づくり
今回の参加人数は20名、福知山以外から来られた方もあり、予定を大幅に上回る人数だったそうです。
料理は参加者がそれぞれ役割分担をして、ジビエ料理コンテスト1位に輝いたレシピ「ガラシャの里の鹿肉そぼろチラシ寿司」を仕上げていきます。
鹿肉をミンチにして細かく刻み、それを炒めてそぼろに。
寿司飯を作ったり、錦糸卵を刻んだり、各々ワイワイ騒ぎながら、みんなで作っていくのって、かなり久しぶりで楽しかったです。
私も皆さんに混じって、普段しない料理を楽しませてもらいました。
鹿肉そぼろチラシと、ふろふき大根、味噌汁と豪勢な昼食となり、美味しくいただいた後には、ジビエ料理のあり方と鹿の生態についての講義も聞けて、勉強になりました。
「命の大切さ」という視点から有害鳥獣の問題を考える
この会は、何がきっかけで行われたのでしょうか?
この教室を主催した北井さんにお聞きしました。
「ジビエ料理教室をして欲しいという地域の方の声があり、年一回事業として行ったのがきっかけです。今回で4回目を迎えました。管理人、講師、メンバー数人を交え、毎年参加者を募集しています」
「この会の目的は、鳥獣駆除を『命の大切さ』という視点から、単に命を奪うという形でなく、命をいただくということに変えて、人と自然との関わり方を考えてもらうことです。この活動が広まり、一般の家庭にもジビエを普及させることで、集会所の取り組みを知ってもらえれば嬉しいですね」
「今のところは、年一回しか出来ない状況ですが、広くジビエを知ってもらうためにも、もっと回数を増やしたいというのが今の目標です」
このジビエ以外にもデコ巻き教室など、多彩に活躍されている北井さんですが、最後に今後の個人的な目標を聞いてみました。
「エコチェンジ(不用品の物々交換)をしているのですが、不用品を必要な人に!という気持ちを、さらに広げていきたいです。また上小田教育集会所管理人として、地域内の人だけで集まるのではなく、外からの空気を入れる…。色々な人がいて色々な考え方がある。多様な関わりが大事で、つながりを持ち、交流を深めることで、自分の殻を取り除く場になればうれしいですね」
人と人との繋がりを通じ、新しい世界を見据えている北井さんに、今後も注目です!