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初段が目標!子どもたちに将棋旋風を~こども将棋教室福知山 足立昌昭さん~
こども将棋教室福知山 代表 足立昌昭さん
足立さんは、どんどん強くなるこどもたちを見るのが楽しいそうです。強くなりたい、という気持ちを育てたいと話しています。
昨年、羽生善治九段と広瀬章人八段が熱戦を繰り広げた「竜王戦 福知山城対局」。この対局と同時開催したのが「こども将棋大会福知山」。このイベントに参加し、盛り上がりを実際に体感した足立昌昭さんは、福知山でも将棋教室ができたらと有志とともに「こども将棋教室福知山」を設立しました。
「北部地域ではあまり子ども向けの将棋教室がなく、福知山でできたらと思いました」と足立さんは話します。
テレビゲームにはない奥深さ
開校に先立ち、今年の8月に「こども竜王戦福知山将棋大会」を開催したところ、定員以上の応募があり好評を博しました。「将棋は、人と向かい合って行う中で、礼儀をとても大切にします。そのうえで、勝ちに向かって1手1手の駆け引きを繰り返し王将を獲るゲーム。勝った時の喜びも大きいですが、負けた時はたいへん悔しくて、泣く子どもをよく目にします。それほど真剣になれる将棋には、テレビゲームでは味わえない奥深さがありますね」と足立さんは将棋の魅力を語ります。
夏に行われたこども将棋大会は、京阪神など各地から定員以上の応募で好評を博し、こどもたちの熱気にあふれていました。
竜王戦福知山城対局を再現した頂上決戦。
楽しいだけでなく真剣に向上心を持って
10月から始まった将棋教室は毎週金曜日の夕方に開校。約30人の子どもたちが参加し、教室の運営で大忙しの足立さん。それでも、日々上達する子どもたちを見るのが楽しいそうです。
「子どもたちって成長速度が速くてどんどん上達するので、見ていて毎回が楽しいんです。うちの教室は、普及指導員の資格を持った人が3人もいる珍しい教室です。親に基礎を教えてもらった経験者はもちろん初心者まで幅広く参加してもらっています。目標は子どもたちが初段を取ること。強くなりたい、楽しみながらも真剣に学びたい子はぜひ参加してもらえると嬉しいです」
竜王戦をきっかけに福知山に将棋ブームが広がりつつあります。
こども将棋教室福知山では、こどもたちは楽しみながらも真剣に将棋に取り組んでいます。
こども将棋教室福知山
日時:毎週金曜 午後6時30分~8時50分まで
場所:中丹勤労者福祉会館(昭和新町)
対象:小・中学生
問い合わせ:【メール】stepman7227■gmail.com (代表 足立さん)までメールで
※■は@と読み替えてください。