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ありがとう菟原小学校

こんにちは、はじめまして!
いがいと!福知山リポーターのおっとです。

平成30年度末で閉校した福知山市立菟原小学校。閉校には、閉校記念事業実行委員会が組織され、多くの地域の皆さんの参画があり、閉校するまでの1年間様々な取り組みが行われました。委員会は、記念事業部と記念誌作成部の二つからなり、特に記念誌作成部では、編集、原稿、名簿作成、写真検討、そして、DVD作成などの部会に分かれて菟原小学校の歴史や文化が記録として残されました。その閉校誌作成にかかわる舞台裏をお届けしたいと思います。

菟原小学校閉校記念誌「学び思い出を未来に」

菟原小学校閉校記念誌の表紙の写真
菟原小学校閉校記念誌とDVD

200ページ以上に及ぶ、カラー刷りの分厚い閉校記念誌。

青空と春の桜の表紙を開けると、「菟原小 H30」と描かれた人文字のドローン写真が目に飛び込んできます。この人文字、菟原小学校最後の体育祭で行われたもので、400人以上の地域の皆さんが参加しました。はじめは、カタカナで「ウバラ」と簡単に描く予定だったのが、急遽、漢字で「菟原小」と書くことになり、苦労して作り上げた人文字です。

菟原小学校閉校記念誌の扉写真

そんな人文字の写真から始まるこの記念誌、地域の皆さん、一人ひとりの力や想いがこの記念誌に込められていることがわかります。子どもたちや地域の皆さんの顔が見える組み写真が続き、校舎の移り変わりなどの古い写真。145年の歴史ある菟原小学校の歩みへと続きます。また、菟原小学校で教鞭をとった先生方や地域の皆さんからの思い出の寄稿。閉校した平成30年度に通っていた児童たちの作文が紹介されています。そして、記念誌の後半は、大正12年度から今日までの卒業写真とその名簿がずらりとならびます。この菟原小学校を卒業した約4500人、一人ひとりの顔と名前。

菟原小学校閉校記念誌から

記念誌を編集された部会の皆さんは、苦労に苦労を重ねてこの記念誌を作り上げられました。一番大変だったのはやはり、「卒業写真と名簿」、だったそうです。戦争の混乱期、卒業写真が失われてしまった時期があり、それを探し出すことにとても苦労されたそうです。また、卒業生の顔と名簿のすり合わせ。地域の皆さんの記憶を頼りに、この記念誌が作り上げられました。

 

閉校記念DVD「ありがとう菟原小学校 そして、未来へ」

子どもたちの学校生活の様子や地域の歴史をリアルに残そうと、8つのチャプターからなるDVDが作られその長さは1時間半にも及びます。

最初のチャプターは18分の映像作品「ありがとう菟原小学校」。菟原小学校の歴史、菟原小学校の1年の様子、子どもたちの菟原地域への想いがドキュメンタリータッチで描かれています。菟原の未来を考える授業の様子では、「菟原小学校は閉校するけど、ホテルになって、地域にたくさんの人が来てほしい」、「森の博物館になってほしい」、「菟原小学校のみんなが優しい」など、菟原地域への愛や夢があふれる子どもたちの声と笑顔が収録されています。

菟原小学校閉校DVDより 子どもたちの笑顔
菟原小学校の子どもたち(平成30年度)

第2部は、歴史・文化編です。菟原地域の太古の歴史からさかのぼり、なぜ菟原という地名が出来たのか。古代、近世、近代、そして、現代へ、菟原地域の変遷が壮大にえがかれた歴史編が収録されています。また、菟原地域各地区の行事や文化の紹介、秋祭りの映像も盛り込まれています。

菟原小学校閉校記念DVDより うばら歴史ものがたり
菟原小学校閉校記念DVDより

DVDの制作に当たって、閉校した小学校の様子や子どもたちの顔と声、そして、地域の記録をリアルに残し伝えようと、密着した撮影・編集が行われました。

「長すぎて最後まで見られない、何を伝えたいのか/残したいのかわからない」「記録におわるのか、それとも、伝える映像にするのか」など議論が繰り広げられました。断腸の思いで映像をカットしてでき上がったDVDは、映画1本分にも匹敵する1時間半の大作となりました。

記念DVDの試写会
試写会の様子

 

未来へのプロローグ

DVDの最終章は「未来へのプロローグ」と題して、未来へのメッセージが込められた5分のショートムービー。そのナレーションの一部をここで紹介します。

 

「菟原に住み着いた先人が、互いにご縁を結んで家族をつくり、みんなが力を合わせ、田や畑を耕し、野菜や果物を育て、交換しながらふれあいを深めてきました。明治になって学校ができ、菟原のさわやかな風の中、教育原点や地域文化をたたきこんできた私たちにとって、ここで子どもたちが学習することができなくなることは、断腸の思いです。しかし、これからの、子どもたちの将来を考え、教育成果に期待して、苦渋の決断をいたしました。私たち菟原の住民も、この事実をしっかり受け止めて、立ち止まることなく、前へ進むことが大切です。大事なことは、世代が変わってもこの事実を忘れることなく伝え続け、この・・・この苦渋の決断・・・を忘れないことです。そうすれば先に、何かが、見えてくると思います。私たちも、これから歩む子どもたちのように、奮起して気持ちを上昇させ、ネクストステージへ進みましょう!」

 

この記事を書いた人

いがいと!福知山リポーター おっとさん

三和町菟原在住。


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