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手織りの布と丹波生活衣館  




丹波では、河内木綿などと時を同じくし、江戸時代中期ごろには既に木綿が織られ、明治時代に全盛を迎えます。丹波の農山村の女性が、農事の合間に糸を紡いで織った布を丹波木綿といい、家族の普段着や布団表などに用いられました。




しかし、こうした手織りの布は、ライフスタイルの変化とともに次第に私たちの日常から姿を消します。




そんな丹波の女性たちが苦労して織った布を残しておきたいと、故河口三千子さんが収集された約3,600点の布類が、福知山市に寄贈されたのがはじまりで、平成14年に丹波生活衣館が誕生しました。
 
丹波生活衣館は、古くは江戸時代後期から昭和40年頃までの、丹波の庶民が着ていた着物を中心とする衣類の資料館です。

現在も資料の収集を続け、約9,000点の染織品を収蔵。順次テーマを変えて常設展を開催しております。


お知らせ

■2019.2.7   手作り雛人形講習会(H31.2.23開催)
■2018.12.20 企画展「帯展ー暮らしの中の帯と結びー」(H30.11.9-3.10)
 
   

 企画展

 



帯展 -暮らしの中の帯と結び-」


平成30年         平成31年
11月9日
(金)~3月10日(日)

 

 
     
 

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 丹波生活衣について

 丹波生活衣及び関連品は、失われゆく着物を中心とした伝統的な染織品のことで、福知山市在住の故河口三千子さんが昭和30年代後半から収集されたものに始まります。1985年(昭和60年)頃からは、趣旨に賛同した有志の方々の協力により資料の収集整理作業が行われています。
 1995年(平成7年)5月には、整理の終了した2,067点が福知山市重要資料(有形民俗資料)の指定を受け、翌1996年(平成8年)に、河口三千子さんから指定資料を本市に寄贈いただきました。2002年(平成14年)7月には丹波生活衣振興会より1,573点が寄贈され、その後も収集されています。丹波生活衣及び関連品の特徴は、一般的な生活衣(普段着)を中心とするコレクションです。
 こうした生活衣は、ライフスタイルの大きな変化もあって日常的に廃棄されることが多く、現在はほとんど残されておらず、ほかに類を見ないものです。
 近世から近代にかけての文化・生活様式の変遷を実感することのできる、貴重な近代化資料の一つとして多方面から注目を集めています。

 
  
   

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