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実証実験プロジェクトをスタート!
福知山市とエクシオグループ株式会社が協働で要配慮者の避難に関する課題解決に取り組み、新たなシステム構築をめざす実証実験プロジェクトをスタート!
福知山市では、令和3、4年度の2年間、福祉専門職と連携し、モデル事業として災害時ケアプランの作成に取り組んできました。モデル事業で見えた、「計画の作成」、「計画の更新」、「計画に基づく災害時の運用」の3つの課題を解決するため、令和6年度以降のシステム導入をめざし、実証実験プロジェクトをスタートします。
「災害時ケアプラン作成支援システム」実証実験の参加募集記事はこちら↓
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/71/57997.html
実証実験の概要
(計画作成)
福祉専門職と市職員が互いにデータ登録ができるWebシステムを構築します。これにより、公助対象となる要支援者の災害時ケアプラン基礎情報は福祉専門職が登録し、その情報を元に避難スイッチ、避難場所等の災害リスク情報は市職員が追加登録する方式となり、互いに専門分野を補完し合いながら、災害時ケアプラン(説明版)を作成します。
要支援者宅を訪問し、予め作成した災害時ケアプラン(説明版)をタブレットを用い、シナリオに沿って本人、家族等に説明し、過去の被災状況や避難状況等の聞き取りを行います。決定した避難方法等の情報をタブレットを使い、その場でデータ更新することで、即時にシステムへ登録(災害時ケアプラン作成完了)する機能を構築します。
(計画更新)
日々状況が変化(転居、施設入所、状態の悪化、死亡、その他条件変更等)する要支援者の状態をリアルタイムにデータ更新出来るように、福祉専門職が要支援者(公助)のデータを更新できる機能を実装します。また、福祉専門職がデータ更新した要支援者(公助)のデータを、市職員が確認する機能についても実装し、必要に応じて災害時ケアプランの再作成を促します。
(災害時の運用)
要支援者(公助)、家族、地域の支援者、福祉専門職、移送事業者、サポーター等、複数のステークホルダーに、システムから一斉に連絡ができるスマートフォン用アプリを導入します。
平時に実施する予定の災害時ケアプラン推進ネットワーク会議(呼称)や移送事業者、避難生活サポーター、福祉施設、ホテル、病院、福祉専門職等のステークホルダーとの会議連絡、情報共有、意見交換等で、利用できる機能を構築します。
【モデル事業での活動】
写真(上)「要配慮者宅への家庭訪問の様子」
写真(下)「令和5年台風第7号での避難支援の様子」
システム概要図
スケジュール※予定
本件に関する問い合わせ先
福知山市役所 福祉保健部 地域包括ケア推進課
担当 :高橋
Tel:0773-48-9258 Fax:0773-22-9073
E-mail: houkatu■city.fukuchiyama.lg.jp(■は@に置き換えてください)