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大学生インタビュー

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内橋 恵都さん(京都工芸繊維大学)

内橋恵都さん

 

Profile

デザイン建築学課程 3回生

出身:兵庫県西脇市

 

 

地元の魅力:昔は織物産業で繁栄したまちで、大きなお祭りがあったり、電車が通ってたり商店街なども賑わっていたり、いろんな歴史がありました。当時の街並みが残っていて、その建物などを市民全体が大事にしようというような気持ちを持っています。
たとえば、昭和初期くらいからあるおもちゃ屋さんが数年前に閉店しました。
そのお店はおばあちゃんや親の世代から地域の子供たちにずっと親しまれてきたお店でした。
閉店の時に私も京都市内から帰ってきたのですが、西脇で生まれ育っていまは東京や遠方に出て行ってしまった人も駆けつけていました。

そんな感じで市内の歴史や特色、地域のつながりを大切にしている人が多いのが特色だと思います。

 

Q.地域創生 Tech Programを志望した理由を聞かせてください

A.建築の勉強をしたかったので、京都工芸繊維大学は建築を学べるということもあって、もともとは松ケ崎キャンパスのほうを志望していたのですが、高校三年生になったときに福知山にもキャンパスが出来るということを知りました。

福知山だと家からも近いし、兵庫県でも私が住んでいる西脇市以北になると建築を学べる国公立大学が全くないので、実家から結構近いところに勉強できる拠点ができるということで、興味を持ちました。

オープンキャンパスのときにも学長の方が「京都府と兵庫県、北部地域全体の教育の拠点になればと思っている」とおっしゃっていたので、もし実現したら面白いなと思いました。

それから進路を考えたときに、大学を出た後にゆくゆくは地元に帰って就職したいという気持ちも強かったので、地域創生 Tech Programを志望しました。

Q.福知山市のイメージは?

A.福知山市に対して田舎というイメージは私にはなくて、例えば映画館に行きたいなと思ったときに、実家からだと一番近い映画館は福知山で、南に行ったら明石や加古川もあるんですが、電車だと福知山が一番近いんです。

駅も大きいし映画館もあるしお城もあるし、都市部から来た人は福知山のことを田舎だと言ったりしますが、「いやいや~私の地元はもっと田舎だから!」って思います(笑)

今回、福知山市役所のインターンシップで一週間同じ道を通ってきましたが、だいたいどこにどんなお店があるかなど把握できて、過ごしやすいまちなんだろうなと思いました。

Q.地域創生 Tech Programでは具体的にどんなことをしていますか。

A.主に2年生の前期までは松ケ崎キャンパスで専門分野に関する座学が中心の勉強をします。

3年生の後期になってからいろんな学部の学生たちが福知山キャンパスに15~6人ほど集まるのですが、その学生たちで課程関係なくグループに分けられて、そのグループで何かひとつの課題に2か月間取り組ませてもらうということをさせていただきます。

 その課題というのが、例えばある会社のPrできるマスコットキャラクターのデザインを考えたりだとか、福知山近郊のいろんな市町村の企業などから「こんな課題が自分たちの会社にあるんだけど、それについてあなたたちならどんな提案をしますか?」というような課題をたくさんいただいて、その中から自分たちの班員で取り組みたいテーマを決めて、2か月間企業や市役所の方たちと話し合いをすすめながら解決策を提案する、というものです。

Q.地域創生 Tech Programの良いところは?

A.インターンシップに行かせていただくこともそうですし、他の課程を勉強している学生たちとグループになって企業の課題に取り組ませていただくというような経験は、京都市内のキャンパスでは絶対にできないことです。

座学などの授業は松ケ崎でしか受けられないので不便さを感じることは多々ありましたが、3回生の後期という、将来のことを考えないといけない時期にそういった貴重な体験ができたことは自分にとってとてもプラスになったと思っています。

Q.デザイン建築学課程で勉強されているのはどんなことですか。

A.1回生の夏休みにデザインと建築とどっちを学びたいかという進路希望があって、デザインはグラフィックデザインとかインテリアデザインなどという、どちらかというと芸大よりの学域のもので、私はこのふたつの中から建築のほうを選びました。

3回生のこの時期にちょうど研究室の配属というのがあって、建築の中でも建築の歴史を勉強する歴史の研究室と、建築の構造とかの勉強をする「構造」というところと、空調設備だとか環境工学に近い勉強をする「設備」という部門と「設計」とあって、私はその中で「設計」の研究室を選んで、建築の中でも建築設計をしています。

今の時期でしたらコンペというコンクールみたいなものがあって、例えば「この敷地にマンションやアパートを設計してください」というような課題を出されて、各々が設計をしてそれを有名な建築家の方が審査してくださるというようなものがあります。

他には、実際に京都市内のどこかの施設がなくなるといったときに、何を建てたら良いのかなど提案に取り組みました。

形になるものは少ないのですが、私が将来すすみたいと思っている設計事務所の仕事もそういうところから始まると思うので、将来就きたい仕事の疑似体験みたいなものを研究室内で色々な機会をいただいてやらせてもらっていることが楽しいなあと感じています。

内橋恵都さん

Q.福知山市のインターンシップに参加されてどうでしたか。

A.大学の授業でもインターンシップが必須であることもありまして、ほかにも宮津市の建設会社であったり、市のインターンシップの翌週からも福知山市内の建設会社にお世話になります。個人的にも夏休みに就職活動の一環として、東京の設計事務所に行ったりもしました。

建築行政というものがどういう仕事なのかというイメージはあまり湧いてなかったので、福知山市役所の建築住宅課とか都市交通課といった建築行政に関わるようなところにインターンシップに行かせていただいたことで、建築行政の仕事というのが民間の建築の仕事とどういう繋がりがあるのかということを体系的に理解するきっかけになったというのがすごく大きな収穫でした。

内橋恵都さん

建物を建てたいと思ったら、まずどういった建物を建てますという書類を役所に出して、それをこれくらいの規模の建物だったら福知山市で審査しますとか、これ以上のものになったら京都府に審査してもらいますという風に、建築の確認など、法律に関わるような仕事を市役所はされています。

そういったことは大学の授業の中で教わっていたので、もちろん知ってはいたのですが、例えばこの地域にはこういった建物は建ててはいけないなどという決まりも市役所が地域ごとに決めていて、民間の建物の審査をするということの必要性がよくわかりました。

例えば、工業団地には住宅もコンビニも建てることはできないという規約があるのですが、工業団地に勤めている人で「会社の近くに家を建てたいのに」と思うひとにはマイナスになるかもしれません。でもその規約が生まれたのには、「工業団地はここにあって、ここには商業地域を集めて、ここには住宅を集める」という風に、市内の全体を見て今後どういった街にしていきたいのか、という思いをもって決められたということがわかりました。

もちろん自分勝手に建物を建てにくくはなるのですが、生活に必要な機能を中心部に集めて人の導線を誘導して縮小させることで市の財政を豊かにして、それが市民の生活の豊かさに繋がるということもとてもわかりやすく説明していただきました。都市計画と建物を建てるにあたっての制約として自分が考えていたものが頭の中で合致してつながって、建物に関する法律というのは都市のことを考えて決められているんだと理解することができました。

いま説明したのはほんの一部で、他にも聞いたことはあったのですが、具体的にはどんなことをするのかよくわかっていなかったことについて教えていただき、法律がなんであるのか、どういった目的があるのかということを、行政の目線で理解を深めることができて、とても勉強になりました。

内橋恵都さん

Q.将来の夢は?

A.具体的にはまだ決めかねているのですが、建物というものは一度建てたら30年くらいは残るものですし、建物が建った後に「ああ、この建物のここは私が担当したなあ」などと思い出せたりしたら素敵だと思うので、建築業界で建物に関わる仕事に就きたいと思っています。

ひとことで建築業界といっても建物への関わり方が本当にいろいろということを今回のインターンシップでも学ばせていただきました。

行政的な目線から関わろうと思ったら市役所は一番適した場所ですし、設計がしたいと思ったら設計事務所に行くのがベストだと思いますし、現場で働きたいなと思ったらゼネコン会社というのも良いなあと、なかなか決められずにいるのですが、今のところは設計に関する仕事をやってみたいという気持ちが強いです。

自分で図面を起こしたものを市役所に確認してもらったり、その図面をもとに建設会社に施工していただくといった立場に自分がなれたらいいなと思っています。

内橋恵都さん


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