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新病院改革プラン
市立福知山市民病院は、市民の「命と健康を守り、信頼される病院」を基本理念に、地域の基幹的な医療機関としての役割を果たすため、救急医療やがん診療など様々な医療機能の充実を図るとともに、経営の安定化についても取り組みを進めています。
平成20年11月には、総務省の公立病院改革ガイドラインに基づき、平成23年度を目標年度とする「市立福知山市民病院経営・業務改善計画」(公立病院改革プラン)を策定し、経費の削減と合理化に努めるとともに、収入確保に向けた取り組みを推進しました。
平成22年度には計画より1年早く経常黒字を達成することができ、最終年度である平成23年度においても、前年度を上回る良好な結果となり、目標を達成することができました。こうした公立病院改革プランの達成状況を踏まえ、計画期間を延長した経営・業務改善計画を策定し、救命救急棟の運用開始や既存棟の改修を完了し、さらなる機能拡充を図って参りました。
その結果、平成28年度には経営の効率化の面で公立病院経営改革事例集に掲載されたほか、それまでの健全経営と地域貢献が評価され、全国自治体病院協議会・開設者協議会から自治体立病院優良表彰を受賞したところであります。
しかしながら、今後は、人口減少や少子高齢化の急速な進展に伴う医療需要の大きな変化が見込まれており、地域に応じた適切な医療提供体制の再構築に取り組んでいくことがますます重要となっています。
こうした背景から地域医療構想を踏まえた病院機能の見直しや病院経営の改革に総合的に取り組むため、国は「新公立病院改革ガイドライン」(平成27年3月31日総務省自治財政局長通知)を示し、新公立病院改革プランを策定することを求めました。
これを受けて、平成32年度を目標年度とする「市立福知山市民病院新改革プラン」を策定しましたので以下のとおり公表します。
令和2年度評価版
※新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、令和2年度に予定されていた国のガイドラインの策定が延期されたことから、当院の改革プランの更新も1年延期しており、これまでの改革プランに令和3年度計画を追加しています。