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形成外科

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 更新日:2022年4月1日更新
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特色 / 診療内容 / 治療成績 / 今後の方針 / 学会学術活動 / 週間診療予定表 / 担当医師/ 当院での治療について

National Clinical Database(NCD)の手術・治療情報データベース事業への参加について [PDFファイル/18KB](平成29年1月より)

特色

京都府北部の中核病院として顔面や四肢の外傷・難治性創傷に対応しています。
また、他科と連携して腫瘍切除等による組織欠損の再建を行います。皮膚悪性腫瘍の中でも再建術を要するものについては、当科で治療を行っています。
手術後の目立つ傷あとや外傷後の醜形、ケロイドに対する治療も積極的に行っています。
顔面・指趾の先天異常については、京都府立医科大学附属病院と連携して治療にあたります。

診療内容

形成外科が対象とする疾患は、

  • 新鮮外傷、新鮮熱傷
  • 顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷
  • 唇裂・口蓋裂
  • 手、足の先天異常、外傷
  • その他の先天異常
  • 母斑、血管腫、良性腫瘍
  • 悪性腫瘍およびそれに関連する再建
  • 瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド
  • 褥瘡、難治性潰瘍
  • その他(眼瞼下垂症、顔面神経麻痺など)

などです。

大まかに言えば、

  • 見た目が問題になる部位の治療
  • 治りにくい傷の治療
  • 傷あとの治療

を形成外科で行います。

具体的に当院で行っているのは以下のような内容です。

新鮮外傷、新鮮熱傷(切り傷、すり傷、やけど)

皮膚に生じたあらゆる種類の傷を当科で治療します。他院で縫合を受けたあとの処置も承ります。

出血が止まらない、広範囲の熱傷など、緊急処置が必要な場合は、救急外来を受診してください。

Q&Aもご参照ください。

顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷

頬骨骨折、眼窩底骨折など中顔面の骨折を多く扱っています。

咬み合わせが関係しない骨折については、吸収性プレートを用いた固定術を行います。

下顎骨骨折など、咬み合わせが関係する骨折については、チタンプレートを用いた固定を行います。

また、歯の問題については近隣の歯科・口腔外科と連携して治療にあたる必要があります。

鼻骨骨折については、当院では耳鼻科が担当しています。

唇裂・口蓋裂

京都府立医科大学と連携して、口蓋裂術後の音声リハビリテーションを行っています。

また、地域の窓口として、口唇口蓋裂に関するあらゆる相談を受け付けています。

大学病院から専門とする医師を招聘して手術を行うこともあります。

手、足の先天異常、外傷

多指症、合指症などの手指の先天異常について手術治療を行っています。

手指の外傷のうち骨折・腱損傷などは、当院では整形外科が扱っています。

切断指は当科が担当しますが、病状と状況に応じて、他院に搬送する場合があります。

その他の先天異常

副耳、耳瘻孔などの耳の異常や、その他の先天的な体表の異常について、手術治療を行います。

埋没耳などに対する耳の装具治療も行っています。

小耳症については、大学病院と連携して治療を行います。

母斑(あざ)、血管腫、良性腫瘍(ほくろ、いぼ)

ほくろ・いぼを中心とした「できもの」に対して治療を行っています。

特に、顔や手指など、機能的・整容的にデリケートな部位の腫瘍切除術を多く行っています。

手術での切除が中心ですが、レーザー切除をお勧めすることもあります。

生まれつきの「あざ」についてはレーザー治療が適しますが、当院には機器がないため、レーザー治療が適する場合は、治療が可能な近隣の医療機関を紹介します。(レーザー治療についてはQ&Aもご参照ください)

乳児血管腫(生まれつきの赤あざ)に対してはプロプラノロール内服治療が奏功します。これについては小児科と連携して治療を行っています。

悪性腫瘍およびそれに関連する再建

皮膚がんの切除と、それによって生じる傷を閉じるための手術(皮弁術、植皮術など)を行います。

詳しくは各種手術の詳細をご覧ください。

皮膚がん以外にも、乳がん切除後の乳房再建や、骨・軟部腫瘍切除後の四肢再建も行います。

瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド

「傷あと」に関するあらゆる問題に対処します。

拘縮(引きつれ)が生じて機能的に問題がある場合は当然のこと、傷をなるべくきれいに治すための処置・アドバイスも行っています。

体質によって生じる肥厚性瘢痕・ケロイドといった傷あとのトラブルに対して、外用剤・内服薬・注射薬・手術・放射線治療などを組み合わせた集学的治療を行います。(詳細はケロイド治療をご参照ください。)

褥瘡、難治性腫瘍

「床ずれ」を中心とした、治りにくい傷に対して、手術治療や生活上のアドバイスをします。

高齢の方については、入院・手術を含んだ積極的治療がご本人の意向や身体的状況に沿わない場合があります。

状況に応じて、無理のない治療をご提案します。

他院・他科の手術後で傷がなかなか治癒しない場合も、当科で治療を行います(紹介が必要です)。

その他

眼瞼下垂、顔面神経麻痺(症状固定後)、腋臭症などについても手術治療を行っています。


各疾患については、日本形成外科学会のホームページ<外部リンク>にも詳しく書かれていますので、ご参照ください。

当院での手術治療に関する詳細は「当院での治療について」のページをご覧ください。

 

 なお、当院では自費での美容外科診療は行っていませんので、ご了承ください。保険診療で可能な範囲に限定しての治療となります。

治療成績

 
NCD疾患大分類 手技数
(2018年)
手技数
(2019年)
外傷 17 61
先天性異常 6 8
腫瘍 153 156
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド 26 22
難治性潰瘍 12 37
炎症・変性疾患 5 5
その他 1 11

今後の方針

地域に密着した、気軽に相談できる形成外科診療を目指しています。

最近の学会発表

  • 日本形成外科学会(恋水・中村)
  • 日本創傷外科学会(恋水・中村)
  • European Association for Cranio Maxillo-Facial Surgery (中村)
  • 日本生命倫理学会(恋水)
  • World Association for Medical Law (恋水)
  • IEEE Advanced Robotics and its Social Impact (恋水)

担当医師

 
スズキ マサシ
鈴木 雅詞
(形成外科医長)
最終学歴 大阪医科大学 平成25年卒業
専門医・認定医 日本形成外科学会形成外科専門医
招聘医師
 中村 寛子 (ナカムラ ヒロコ)  形成外科

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